僕が不登校から脱却できたのは遊び・体験のおかげ。慌てず騒がず、旅に行ってくるといい
2017/04/17
気がつけばもう大学3年。
まわりでは就職だなんだと騒いでいて、僕も今や就活予備軍です。(それよりも単位がやばいんだけどねっ!)
こんな僕ですが、今から8年前(僕が中学2年生の時)にはずっと家に閉じこもっている不登校でした。
今の姿からは信じられないかもしれませんが、1年間全く校門をくぐらない生活を送っていたんですよ。
そしてそこから復活して今に至ります。いや~月日というのはあっという間ですな~。
目次
焦って、パニックを起こしてる人がとても多い
最近、うちのお問い合わせフォームからも、
というお便りが数件寄せられています。
読んでみると、まあ経緯とか状況とか色々書いてあるわけですよ。
んで、焦りとかパニック起こしてる人が非常に多い。文面からもひしひしと伝わってきます。
でも僕としては「そんなに焦る必要ないんじゃないかな?」と思っているんですよね。(実際の返信でも「落ち着きましょう」的なことをお送りさせて頂いています。)
焦れば焦るほど負の方向に向かっていくというか…、不登校にとって親の焦りとかパニックってマイナスにしか働かないような気がするんですよねぇ……
もうちょっとこう、腰を据えて冷静になりましょうよ。
不登校は焦り・不安との戦いだったりする
もちろん、いきなり自分の子供が不登校になるなんてことは、親にとっては道を歩いていていきなり頭の上に隕石が降ってくるレベルでありえないことです。
そりゃ驚きますし、不安にもなりますよね。
でもそこで「わーーー!!!」ってなって子供に「学校に行け!」なんて言っちゃうとアウト。
子供は親に失望し、それ以降の話なんて耳を傾けなくなります。
実際、僕の親もこうなって「学校行け!」って散々言われましたが、僕は絶対行きませんでしたからね。むしろそう言われた日には、意地でも行きませんでした(笑)
不登校は焦りと不安との戦いです。
早く学校に戻って欲しい気持ちと、これから先どうなるのかという疑問が入り混じって毎日毎日それに苛まれる。
辛いですよ。死にたくなるほど。
不登校にとって親の気持ちなんて簡単に見透かせます。
不登校になる人って総じて繊細な人が多いんですよね。
僕が不登校時代に仲良くなった不登校の友達も心の機微にかなり敏感で、こっちが意図してないところで怒ったり泣いたりするんですよ。
なので話すときも「こう言ったらどう思うだろう?」「勘違いさせないようにしよう」といった”気配り”をしてました。
そうしないと付き合えない、それくらい不登校は繊細なんです。
そして、それゆえに親の焦り・不安なんて簡単に見透かせます。
たとえ顔を合わせていない電話越しでもです。最初の一言ですべて分かります。
親の「早く学校に戻って欲しい」とか「これからどうするの!?」という気持ちは全部、子供に伝わっているんです。
だから焦り・不安は余計に負の方向に向かっていくのです。
僕の親もよくやっていましたが、子供の陰口とか絶対ダメですからね?
壁に耳あり障子に目ありとはよく言ったもので、どこかで必ず聞いてますから。
焦り・不安はどこから来るのか?
僕が見てきた不登校には外に出たまま帰ってこないタイプとずーっと家に閉じこもるタイプの2パターンの子供がいました。
外に出たまま帰ってこないタイプの子供の親は、無関心・無視を決め込んでいて、子供がどこにいようがどこで寝泊まりしようが知ったことない、といったいわゆる育児放棄に近い形で、
ずーっと家に閉じこもるタイプの子供の親は、毎日の変わらないルーティンの中で焦り・不安を募らせて、週一くらいで爆発させます。
僕の場合はずーっと家に閉じこもるタイプだったので、週一の爆発タイムは本当に辛かったな~。
不安・焦りの発生源はこのルーティンです。
毎日変わらないことの繰り返しで他の子供は進んでいるのに、自分の子供は足踏みしているように思えちゃう。
挙句に、自分の仕事というルーティンもあって、ずっと付きっきりというわけにもいかないし、どうにも先行きが見えない。
このままで大丈夫なのだろうか…。ああ、不安だ不安だ…。でも明日もあるし、今日はとにかく寝よう…。
このルーティンの中にいる限り、不安と焦りは消えないし、むしろ余計に募っていくだけです。
慌てず騒がず、旅にでも行ってらっしゃい。
僕が不登校を脱却するちょっと前、僕の親もだいぶ落ち着いてきた頃には色んなところに連れて行ってくれました。
お花見だったり、紅葉狩りだったり…あ!あと箱根の温泉も行きましたね~。楽しかったなぁ。
ルーティンを崩すにはとにかく外に出ることが重要。
それも歩いて行ける近所じゃなく、車でどこか遠くに行った方が良いです。
場所はどこでも良くて、ようは気分転換ですよ。
家でわーわー騒いでるよりも外に出て綺麗な景色でも見て楽しんできた方が生産的ですしね。
それで少しは気が楽になりますよ。
遊び・体験をしておくと将来に繋がる
ただ単に外に行くというだけでは大義名分に欠けると思う人もいるでしょうから、一つアドバイスを。
たとえば旅行ついでで遊び・体験をすると良い。将来に繋がりますよ。
僕は理系大にいますが、昔行った広島旅行で経験したことがいまだに自信になっています。
参考:理系大生がおすすめする、理系の夏休み自由研究。理系に進みたい・進ませたいならこれをやれ!100%将来に繋がる研究とレジャー旅行・体験サービスまとめ。
上の記事内でも言っていますが、最近ではただの旅行じゃ体験できないことを体験させてくれるサービスが出てきて、
特に、
「旅の発見」
「そとあそび」
あたりでは将来的にもかなり役立ちそうなイベントが紹介されています。