部活を辞める良いタイミングとは?退部者が教える人間関係を壊さない辞め方とその考え方
2018/05/28
『部活を辞めたいけど、辞め時が分からない…』
そんな声をたびたび聞きます。
確かに「さあ辞めるか!」と思っても大事なイベントが控えていたり、先輩から頼りにされてたりしてなかなか思い切れませんよね。
僕も部活を辞めようと思ったときに先輩やら指導者から引き止めが入って悩みましたが、思い切って「それ!」と辞めてみたら、勉強に力を入れられるようになったりブログが月3万人に読まれてお金まで生み出し始めちゃったりと結果的に良いことだらけになってしまいました(笑)
そこで今回は部活を辞めて成功した僕が部活を辞めるタイミングについて掘り下げて書いておこうと思います。
これから部活を辞めようとしてる人、ブラック部活で悩んでいる人の参考になるといいな。
※追記(2018年5月)
おかげさまで、当サイトにはたくさんの部活相談が寄せられています。
そこでそれらの相談と僕の返信をまとめた『ブラック部活体験談』というサイトを立ち上げました。
- 部活の辞めるポイントは?
- 部活とバイトどっちを選べばいい?
などなど、詳しく書いていますのでぜひ読んでみてくださいね!
目次
部活を辞める良いタイミング…そこに生まれる葛藤と実例
部活を辞めるにあたってまず考えなきゃいけないことが『タイミング』。
「いつ辞めるか?」で他人からの印象も違ってきますし後々の人間関係にも影響することですから、人との付き合いが苦手という人には大きな課題ですよね。
- せっかく今まで築いてきた人間関係を「辞めます」の一言で壊していいのか?
- 先輩から期待されてるし切り出しづらいな…
- 直近で大きなイベントが控えているのに自分だけ抜けて罪悪感がある
人付き合いが苦手でなくても(むしろ得意でも?)、こうした「ちょっと考えすぎでしょ」と思えるようなことを真剣に考えてしまうものなんですよね。
実際僕の合唱部の同期でも
「ずっと辞めたいと思ってたけど周りの期待があったから言い出せなかった」
という奴がいました。
彼はずっと部の会計を担当していたのですが、非常に優秀で歌も上手く、周りの先輩たちからも「あいつは次のリーダー候補だ」なんて言われて期待されていました。
しかしある時、会計に不備があることが発覚し「誰が悪いんだ!?」のような犯人捜し状態となってしまい、とある先輩が当時の会計担当だった彼に「お前が犯人だろ!」と名指しで決めつけてしまったのです。
結局、会計の前任者だった先輩が手違いで起こした騒動で彼に全く責任はなく、汚名も払拭されましたが、それ以降彼の心の中に行き場のないモヤモヤが溜まってしまったようで最終的に『部活を辞める』という決断に至りました。
今でこそ彼はまた別の場所で活躍していますが、その決断に至るまでに先述したような葛藤もあってなかなか踏み出せなかったみたいです。
どんなに優秀でも頭が良くても、誰でもこういう悩みは持つものなんですね。
部活を辞めるタイミングを考えるときには心の整理をつけてから考えてもいい
悩みを持った状態で考えると人は正常な判断がしにくくなります。
例えば上に書いた僕の同期の例でも、心のモヤモヤが溜まっていたせいでなかなか退部に踏み切れなかったように、他人から言わせれば「そんなクソ先輩がいるようなところ早く辞めちゃえば!」と思えるものも、「ああすれば」「こうすれば」と色々考えてしまい正常な判断が出来なくなっていました。
なので、今部活を辞めようと思っている人は、まず心の整理をつけることをおすすめします。
具体的な解決法はそれぞれ違うので「これだっ!」と断定は出来ませんが、
例えば
- 信頼できる親・先輩・同期に事情を話してみる
- 紙に書いて頭の中を整理してみる
- 実際に辞めた人の話を聞く
- etc.
といったことが有効ですかね。
特に「紙に書いて頭の中を整理する」というのは意外と有効な手段で、実際に僕も部活を辞める時に使ったテクニックですのでぜひ実践してみるといいですよ。
箇条書きでも図示でも何でもいいですが、『今の状況』『これからある予定』『この先自分がやりたいこと』の3つが分かるようにしておくと頭が整理されてスッキリするはず。
で、タイミングを考えるのはそれからです。
まずは頭を整理して、ぐちゃぐちゃの状態からしっかり地に足つけて先を見通す。
これが出来てから初めて真剣に部活を辞めるタイミングについて考えを巡らせることが出来るのです。
部活を辞める良いタイミング3選
さてさてここからは具体的なタイミングに関して言及していきましょう。
一概に「この時に辞めろ!」とは言えませんが、僕の経験からして「大体こんな時が良いじゃね?」という独断と偏見しかない身勝手なタイミングを3つほど選んでみました(笑)
やってる部活・状況によっても違うのであくまで参考程度にしてくださいね。
部活を辞める良いタイミングその1.大きなイベントのすぐあと
大きなイベントのあとは基本的に部員全員が疲れて休んでいる最中です。
そんなとき、スッと退部届を出して皆が気がつかないうちに辞めると後にも先にも人間関係に影響しないのでおすすめ。
実際、僕も合唱部を辞めるとき夏の福島復興ボランティアコンサートが終わったあとすぐに辞めたのでこのやり方は本当に良いですよ。
人間関係のことだって今でも当時の同期(まだ合唱部所属)と話すことはありますし、先日なんて新入生の勧誘具合の話題で盛り上がりましたからね。良い関係のままでいると言っていいのでしょう。
部活辞める良いタイミングその2.大型休み期間中
春休み・夏休み・冬休み…大型の休み期間中は誰か一人欠けても意外と誰も気がつかないものです。
とくに学生のうちは、みんな案外自分のことで手一杯なので、「へぇ~あいつ辞めたんだ」くらいにしか思われません。
辞める側としてはちょっと寂しいようにも感じますが、むやみに引き止められるよりもずっと気が楽です。
ただし、部活を辞めたあと部員と良い関係でいるためには、辞めた後にアナタの方から積極的に関わっていかないといけません。
課題の話だったり、恋愛の話だったり…良い関係でいるための努力が必要だということを忘れないでください。
部活を辞める良いタイミングその3.勢いに任せる
「頭を整理してから」なんてことを上では言いましたが、人間たまには勢い任せで突き進むことも必要です(笑)
「辞める!はいっ!!退部届!!!」
潔いくらいがちょうどいいなんてこともあるくらいですから引き止める間もなく相手がビックリするようなタイミングで辞めるのも案外ありなのかもしれませんね(笑)
部活を辞めるタイミングを考えるときに残されるものたちのことを考えてはいけない
最後にこれだけは注意です。
「部活を辞めるタイミングを考えよう」というと、どうしても「先輩が…」「このあと部活はどうなっちゃうのだろう…」などと考える人がいますが、
無駄です。
そんなものはアナタが考えることじゃありません。
考える必要もありません。
というかぶっちゃけどうとでもなります。
あなたが居なくても大体のことは回るように出来ているんですから。
居ても居なくても大して変わらない。
組織とはそういうものです。
だから残されるものたちのことを考えてはいけない。
そんなものは杞憂です。傲慢です。怠惰です。
そんなんじゃいつまで経っても部活なんて辞められませんよ?
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第一弾
大学2年軽音学部。部活の先輩に彼女とのLINEを回し読みされました。辞めたいと思うのですが怒りと不安でいっぱいです。これを上の者に伝えるべきですか?【部活を辞める体験談その1】
第二段大学3年生軽音学部。音楽に対する熱量の違いで人間関係トラブルに…。部活を辞める決心をしました!【部活辞める体験談その2】
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