不登校を脱却して、学校に戻った話

      2016/10/28

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不登校だった僕がどうやって今ここにいるのか。

どんな気持ちの移り変わりがあって学校に戻ったのか。

その辺について話をしようかと思います。

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初期

学校や塾で散々いやな思いをして、もう行きたくないというところまできてしまったんです。

何に対してもやる気は出ないし、問題を解決する気もない。

完全に疲れてしまった僕は親の言葉や祖父母の言葉にも耳を貸さない。

ゲーム、漫画などで日々を浪費する。

このころはまったく戻る気などなく、ましてやもう学校を辞めようと思うくらいでした。

 

 

中期

中二になって半年くらいだったでしょうか、家にいるのが飽きてしまったんです。でも、まだ学校に戻る気はない。外と何か関係を持ちたい。

そんなときに外に散歩しに行ったり、ブログをやり始めたんです。

よくある中学生の日記みたいなものでしたが、なにか書くと反応が返ってきてコメントをもらったりしました。自分が発信したものが誰かの気を引いて反応まで帰ってくる。ここに当時の僕は喜びを感じていました。

そして喜びはきっかけとなります。

ブログの見た目を変えようと勉強をしたり、ネタ探しために外で写真を撮ったり。

だんだん色々やるが楽しくなってきて「世の中、悪くないじゃん」と思うようになりました。

 

後期

残り半年は親に連れて行かれた教育センターの影響が大きかった。

良いカウンセラーに出会って言われた言葉、

『君はここは何をする場所だと思う?たぶん、無理に学校に行かせるよう仕向けるところだと思ったんじゃないかな?でもね、ここはそんなところじゃない。僕と君がちょっと話をして、君を少しでも楽にしてあげるところなんだ。楽しいことがあったらそれを聞かせてもらったり、逆に嫌なことがあったらここでそれを話して少しでも発散してもらう。そういうところなんだ。』

これを聞いてセンターに通うようになりました。

さらにカウンセリングの他にも卓球が出来たりして、体を動かすこともしていました。まあほとんど卓球をしに通っていたようなものなんですがね(笑)

それから体を動かすようになってやる気が起きはじめ、カウンセラーから卓球が好きなら特別学級に通わないか?と言われました。

試しに行ってみると僕と同じような人や僕よりひどい状態の人が小さな学校みたいにクラスをつくって勉強をしたり、卓球をしたり。すごく自由な場所。

とにかく卓球がしたかった僕にとってはいろんな人と打てるそこの居心地がとてもよかった。

友達まで出来て、すごい仕組みだなと中学生ながら感心してしまいましたね(笑)

親もカウンセリングで色々変化して、もう無理やり僕を学校に連れていくこともなくなり、いつもおいしい料理を出してくれたり、休みを取って旅行に連れ出してくれたりしてくれました。

すべてが前向きに動き始め、後ろめたい気持ちが無いってこんないいことなのかと感じていました。

そして、僕は思いました。

友達もできて、毎日学校に通って(特別学級だけど)、体も動かして、少しいやなこともあるけど別のことを考えて解消できる日々…

「もう学校行けるんじゃね?」

復活へ

中三になるのにあわせて同級生に紛れて学校に戻りました。

進級できたのは特別学級に出席した分がそのまま所属中学の出席になっていたらしいのでなんとかなったそう…(詳しくは知らない)

始めこそ行くのに抵抗がありましたが、一年間あったことを教訓になんとか馴染んでいきました。

それからは高校へ行くための勉強をして、進学するときには担任に有無を言わせない成績を取ってやりましたよ。

 

まとめ

うまく言葉にできてない部分が多々ありますがご了承を。

なにせ7年も前のことですからね。

カウンセリング時代に聞いた話だと僕はまだ軽いほうだそうで。実際、僕ももっとひどい人を見ているので本当にそうなんだと思います。

だから、戻り方は人による。

戻れる人はわりと楽に戻れるけど、難しい人はなかなかうまくいかない。

僕の例はあくまで一例として見てほしい。責任を負いたくないからとかそういう理由ではなく、本当に人によって違うから。

 

 

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