中学で1年半不登校やってた大学生が、親にされて嬉しかったことをまとめてみた
2016/10/28
どうも!元不登校の大学生ブロガーとととです!
この記事は不登校を持つ親、もしくは不登校本人が見てくれているものだと思っています。
普通の人からしたら正直不登校への接し方ってわからないですよね。頼れるものも何もないし、あるのは怪しい情報商材みたいなものばかり…。
そんな人のために中学1年生後半から中学2年生の最後まで不登校だった僕が不登校時代に親にされて嬉しいと感じたことをまとめてみました!
はじめは塞ぎ込んで家にひきこもりがちだった僕も中学→高校と順調に卒業し、今では立派に大学生になっています。それもこれも親の手助けなしでは成し遂げられなかったものだと思います。
この記事ではそんな僕の不登校の経験をとことん生かして書いてあります!
僕の不登校時代の詳しい話は以下のリンクから!
目次
- 1 不登校ってそもそもなに?
- 2 不登校にとって親の重要性
- 3 親にされて嬉しかったこと 1.闇雲に理由を探らない
- 4 親にされて嬉しかったこと2.「学校に行け!」と言わない
- 5 親にされて嬉しかったこと 3.他の子と比較しない
- 6 親にされて嬉しかったこと 4.健康に気をつかってくれた
- 7 親にされて嬉しかったこと5.好きなものを食べさせてくれた
- 8 親にされて嬉しかったこと 6.なるべく一緒に居てくれた
- 9 親にされて嬉しかったこと 7.外に連れ出してくれた
- 10 親にされて嬉しかったこと8.飽きさせないようにしてくれた
- 11 親にされて嬉しかったこと 9.諦めず支えてくれたこと
- 12 親にされて嬉しかったこと 10.最高に愛された
- 13 親にされて嬉しかったこと まとめ
不登校ってそもそもなに?
不登校(ふとうこう)は、学校に登校していない状態のことである。登校拒否(とうこうきょひ)とも称される。日本における「不登校」の語については、研究者、専門家、教育関係者らの間に全国的に統一した定義がなくきわめて多義的である。
まずは不登校がどういうものであるか知って欲しい!不登校の正しい知識をつけて正しい接し方を考えてほしいと思います。これから僕が書くことだけでなく、自分の頭で「こうされたら相手はどう思うかな?」ってことを考えて接してほしいです。
不登校にとって親の重要性
○不登校の人間関係
不登校になるということは学校に行かなくなるということ。つまりおのずと人間関係が狭まります。友達、同級生、先生…etc. 今まで当たり前のようにあった人間関係がすべてなくなります。
まわりとの関係が一瞬で無くなる…すがすがしい気分もしますがやはり寂しいものなんです。特にイジメで不登校になった人にとっては元々孤独感を感じていた上にさらに孤独感が襲ってきます。
○不登校には心の支えが必要
– 不登校児童生徒への支援に関する最終報告(文部科学省)より作成
上の図を見てください。文科省のデータより不登校になった理由をグラフでまとめてみました。
「本人に係る状況」とはいわゆる無気力とか病欠とかで、「学校に係る状況」というのはイジメや学校での人間関係のことを表します。この2つがいわゆる精神的なもの。全体の約82%を占めています。このように不登校にとっては心の支えが必要であることは明らかです。
ちなみに「家庭に係る状況」は家庭の事情のことです。親との不和もこれに含まれます。
○親の存在がとても大切
子供にとって親はなくてはならない存在。特に人間関係が希薄になってしまった人にとって唯一そばに居れる存在です。そして不登校には心の支えが必要です。一番近くで心の支えになれる、それが親なんです。だから親の存在ってとても大切。
では、親の大切さがわかったところで本題に入っていきましょう!
親にされて嬉しかったこと 1.闇雲に理由を探らない
僕の親は最初こそ理由を探っていろいろやってはいましたがしばらくすると探ってこないようになりました。当時これは本当に楽になった。
最初は仕方ないと思うんです。だって急に子供が不登校になったらそりゃ慌てますもんね。でも、しばらくそっとしておくってことも大事だと思うんです。
よく理由を探って探って早く解決してやろうって人もいるんですが、もう「学校に行かない!」って決めちゃった人にとって、いまさら問題を解決しても関係ないんです。だからやたらと探りにいかないでください。その問題が解決したからってすぐに行きますって人はなかなか居ませんから。僕自身そうでしたからよくわかります。
親にされて嬉しかったこと2.「学校に行け!」と言わない
前の話にも被ることなんですが、学校に行けって言っても行きたくないから行かないのであって行くわけないじゃんって感じなんですよね。「行かない!」って決めちゃってますから言っても逆効果。
精神的にダメージがあるのに、強く言って言い聞かせようとして余計にダメージを与えてしまいます。なにもわかってない人と思われて心の支えどころか負担になってしまいますよ。
親にされて嬉しかったこと 3.他の子と比較しない
他の子と比較されるって一番嫌なんですよ。
「普通の子は出来るのになんであなたは出来ないの?」
これ一番言っちゃいけないことです。「じゃあ普通って何?」みたいな話になっちゃいますよね。
僕はこれが無くなったとき解放されてやっと一人で自分と向き合えるようになった感じがしましたね。他の子との比較なんて学校に通っているとき散々やってましたからうんざりしてましたよ。
親にされて嬉しかったこと 4.健康に気をつかってくれた
家にいるとエネルギー消費しないのでお腹空かないんです。だからたまにごはん抜いちゃったり…
そんなときでも僕の母は3食きっちり作ってくれていました。バランスよく健康的な食事が朝、昼、晩としっかり出てくる。たまに変な創作料理が出てきてそれに対して僕が批評したりして、食卓が良いコミュニケーションの場にもなっていましたね。
親にされて嬉しかったこと5.好きなものを食べさせてくれた
上のと矛盾するような気もしますが、僕自身そこまで欲がなかった人なのでたまに「これ食べたい」っていうくらいですね。
よく作ってくれたのが「古奈屋のカレーうどん」。これが良い辛さで頭皮から汗がめっちゃ出るんですが、おいしいんですよ!東京の巣鴨とか上野にお店があるんですが、レトルトパックになってるやつがあって家で簡単に作れるんです!カレーうどん自体そこまで好きじゃないんですけどこの古奈屋だけは格別。ちなみに今日もうちの冷蔵庫にはこれが入ってます(笑)
親にされて嬉しかったこと 6.なるべく一緒に居てくれた
僕の両親は共働きでいつも家に居なかったのですが、僕が不登校になってからは勤務時間を調整してくれて常に家に僕と誰かがいるようにしてくれていました。
なんか一人だといろいろ変な方向に考えちゃったりしちゃうんですが、誰かがいると安心してそんなこと考えなくなるんですよね。
親にされて嬉しかったこと 7.外に連れ出してくれた
ずっと家にいるのも飽きるんです。たまに夜お台場の方までドライブしに行ったり、箱根の温泉に家族旅行に行ったり…。仕事も忙しかっただろうに、ありがたいことです。
人によってしばらく家で休むべき人もいるので一概に外に連れ出すことが良いわけではありませんからご注意を。
親にされて嬉しかったこと8.飽きさせないようにしてくれた
おいしいもの作ってくれたり、外に連れ出してくれたり、変なことを考えないようにと、僕の親はいつも僕を飽きさせないように行動してくれていました。
暇つぶしのために漫画を山ほど買ってくれたりもしましたね。
ほかにもいろんな本を買ってきてくれて、僕はほら、この通り根っからの理系だから『探偵ガリレオ』なんかもよく読んでましたねぇ。
時間だけは山ほどあるんで本読むのにはちょうどいいんですよ。
親にされて嬉しかったこと 9.諦めず支えてくれたこと
やっぱりここまでできるって相当根気が必要です。何度も喧嘩して殴り合いまでして、それでも諦めずに支えてくれたからこそ、僕は復帰できた。
僕が復帰したあと「なんでここまで支えてくれたの?」って聞いてみたんです。
そしたら「親は子を育てる義務と責任があるし、大好きな我が子をいい方向に導いてあげたいじゃない」だって。
感服です(笑)
親にされて嬉しかったこと 10.最高に愛された
僕が寝静まった頃、毎晩のように両親は僕の将来をどうするのか話し合っていました。いつもは何も言ってこない優しい両親も、やっぱり心配でちゃんと僕のことを考えてくれている。「ああ、愛されてるな」と実感しました。
僕の親も言ったように、親は子を育てる義務と責任があります。でもそれは機械的なものじゃない。だって子供はモノじゃないから。一人の人間を育てるってことには愛が必須です。
だからとにかく愛してやってください。
不器用だからうまく接することができないかもしれない、子供に嫌われてるからもうダメかもしれない…
それでもあなただけは子供を愛してあげてください。
不登校は散々まわりから痛めつけられて精神的にはもう立ち上がれないところまできています。そんなときすぐそばにいれるのは親しかいないんです。親しか味方になれないんです。喧嘩だってするかもしれない、嫌われることだってあるでしょう。でもそこに愛があれば、あとで思い出して笑い話になるんです。
親にされて嬉しかったこと まとめ
- 闇雲に理由を探らない
- 「学校に行け!」と言わない
- 他の子と比較しない
- 健康に気をつかってくれた
- 好きなものを食べさせてくれた
- なるべく一緒に居てくれた
- 外に連れ出してくれた
- 飽きさせないようにしてくれた
- 諦めずに支えてくれた
- 最高に愛された
これが僕が親にされて嬉しかったことのまとめです。ただし、ここに書いてあることだけじゃダメです。最初にも言ったように人には人の個性があるからそれに合わせた接し方を考えなきゃいけない。その正解は誰も持っていないし、必ず家族の中で考えなければならないことなんです。
どうしても答えが見い出せないのなら第三者の目をいれることも考えてみてください。学校のカウンセラーでもいいですが(あまりおススメはしない)、なるべくそういうことに詳しい人の方がいいですよ。
長くなりましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました!
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