理系大生で兼部がしたい!そんなあなたが覚悟しておくべき6つのこと
「高校では○○部だったんですけど、大学では新しいことに挑戦したいので色んなサークルを兼部します!!」
僕が合唱部の新入生勧誘をやってた頃、よく聞いたセリフです。
「理系で兼部~???」という先輩方の意見もどこからともなく聞こえてきますが、いるんですよ。実際。
僕の先輩にも理系で7つのサークルを兼部した強者がいますよ。(シンドバットかよ…)
いやー元気でいいですよね。新入生って。
ただ一つ言えるのは「理系の兼部はなかなか難がある」ということ。
勉強との両立、恋愛、人間関係などなど…
そこで今回は「理系で兼部したいアナタに!」と銘打って、覚悟すべき6つのことを教えておきましょう!
目次
覚悟しておくべきこと その1.勉強との両立は無理だと思え
7つの海…ではなく、サークルを兼部した彼も勉強面では常にギリギリ。いつも「単位ガー単位ガー」と嘆いていました。
実際、2年生以降から専門性が出てくるので1年のうちはまだ楽なんですよ。教養科目だけですし。
でも「あ、1年生楽だったわwこのまま行けば余裕じゃね?wうぇーい俺天才~www」って調子に乗ってると、あっという間に2年以降の科目についていけなくなるんです。
そこで兼部をしてるとツラいですよ~。
「こっちのサークルのことやらなきゃ!あっちの部活のことやらなきゃ!」というのに+プラス、大量の課題をやらなきゃいけないんですから。
そうなると2~3年の間で決めなきゃいけないことが出てきます。
それは、『どのサークル一本に絞るか?』ということ。
あれもしたいこれもしたいなんてブルーハーツ、いつか必ず飽きて「うわっ面倒…」って思いますよ。
覚悟しておくべきこと その2.重要な仕事は任されない
サークルや部活というのは学生の、学生による、学生のための活動ですから、もちろん運営みたいな面倒なことも学生がやらなくてはなりません。
当然、高校や中学のように顧問が何でもかんでも手続きしてくれるわけではないので、大会の出場届から練習場所の確保など、申請時期を逃すと大変なことになる仕事ばかり。
いわばサークルとは小さな会社なんですよ。
毎日メールチェックしたり、LINEで「あの申請書出来た?」とか確認したり、練習あとには日誌を書いたり、年度末には大学に出す決算関係の書類を整理したりと、まあ忙しいったらありゃしない。
でもそんな中、兼部しているあなたは何も任されません。
何故でしょう?
簡単です。
「重要なときに兼部は居ないから」です。
当たり前ですよね。下手すりゃ練習一回がオジャンになるかもしれない申請を兼部に任せて「さーっせん、申請忘れてましたわーwwあ、俺、別のサークルあるんでもう行きますね!(Bダッシュ)」みたいになったら嫌ですから。
特にその活動に全力投球している人からは恨みを買うかもしれませんね。恐ろしや…
一見、「え?仕事が無い!?いいじゃん!それっ!兼部最高~~!!」と思うかもしれませんが、案外そうでもないんですよ。
すこし考えればわかりますが当然のごとく、重要な事を話合うために「仕事ができる人」だけのコミュニティが生まれます。もちろんLINEグループも出来ますし、諸連絡もそこで行われます。
しかしそこに兼部の居場所はありません。
いわゆる「仲間はずれ」です。
話にはついていけないし、仕事はできないし、最悪能力がないと厄介者扱いされる始末です。
そしてゆくゆくは退部…
これでもまだ「仕事しなくていい~」とお気楽でいられるでしょうか?
兼部の居場所って難しいんですよ。
覚悟しておくべきこと その3.恋愛は難しい?出会いはあるけど…
「兼部でいろんな出会いが欲しい!」
はい!出ましたー!出会い厨~~www
いや、別に悪いとは思わないですよ。むしろ良し。
虎穴に入らずんば虎子を得ず、とも言いますし、積極的にそういうところに凸していくのはむしろ恋愛においてはセオリーかとも思います。
しかし、そこで出会いをモノにできるかはあなた次第。
前述したように仕事ができる人グループにいる彼or彼女を落とせるかは「どう居場所を確保するか?」で決まりますし、正直そこはもう個人の資質なんです。
ただ、
「兼部しまくって節操のない奴」
こう思われても仕方ないと思ってくださいね?
覚悟しておくべきこと その4.先輩の名前を覚えるのが大変!
兼部はいろんなサークルに属すること。
当然、各サークルにそれぞれ先輩がいますから名前を覚えなければなりません。
「LINEの名前でわかるっしょ」なんて思ってるとさあ大変。
「ゆき」とか「kazuki」とか「ずん」とか、まさかの下の名前orニックネームだらけだったりしますw
挙句に外部講師の名前なんかも覚えなきゃならないとなると…もういっそ部員リストでも貰っておいたほうがいいかもしれませんw
まあ覚えちゃえば楽なんですけどそこまでが大変なんですよね~。
人の名前を覚えるのが苦手っていう人は特に注意ですよ。
覚悟しておくべきこと その5.サークルってお金かかるんですよ…
「新しいことをしたい!」という人が見落としがちなことでお金の問題があります。
ボランティアやESSみたいな活動だったらまだしも、道具を使うとなると結構バカにならない金額が掛かることもしばしば…
例えば、吹奏楽。
クラリネットやトロンボーン、ホルンなんて管楽器は安いものでもウン万円、リードのような消耗品は永久に必要になりますから費用は天上知らずです。
サッカーや野球も一見、道具だけ買っちゃえばそれで終わりのように思えますが、新しいシューズやらグラブやらが欲しくなったり、チームのオリジナルユニフォームを作れば自分だけ買わないというわけにもいきませんし、仕方なく「どう考えてもそんな値段しないだろっ!」という値段で買わなければなりません。
それに加えて、見落としがちなのが部費です。
大学から経費が落ちてるリッチなサークルもあれば、持合いで同好会のような形でやってる貧乏団体まで、サークル・部活と一言で言っても様々です。
部費は大会の申請登録手数料やメンバーの移動に使ったりと用途もまた様々ですが、その価格設定は団体ごとに勝手に決めて良いのです。
これはどういうことかと言うと、もしメンバーが少なかったら部費を上げるし、多かったらその分下げられるということなんです。
もちろん大学生が決めることなんで、すごい値段の部費は多々見かけます。(月1万円とか…)
たくさん兼部するのは結構ですが、月々自分がいくら払うのか?をちゃんと考えて、お金の管理も覚えたほうがいいですよ。
覚悟しておくべきこと その6.外部に友達を作っておけ
兼部って結局どれか辞めることになるんですよ。
だからサークルの外に友達を作っておくことが大事です。
例えば僕は合唱部に友達はいましたけど、辞めた後は学科の友達と一緒にいますし、課題の話もできるので最高の生活を送っています。
これが合唱部だけに依存していたらどうなったでしょうか?
当然、ぼっち化してしまいますよね?
居場所の分散をしましょう。
それもサークルの外に作っておくといざ、辞めた時にかなり便利です。
「こっちのサークル合わねぇからこっちに居座ろ」→「ここもダメっぽいわ。辞めよ」
となってしまう確率は大いにあるわけですから。
サークルに入ったばかりだと居心地が良くて勘違いしてしまいがちですが、それは新入生が動きやすいように先輩たちが動いているからであって、逆に上の立場となったら居心地が悪いと思うことなんてよくあることです。
覚えておきましょう。人間の気持ちに絶対なんてありません。
最後に…
ここまで読んでいただきありがとうございます。
「兼部はつらいよ!」ということを、これでもか!と書きましたがいかがでしたでしょうか?
しかし、兼部はつらい反面、良いこともあります。
例えば…
- 新しいことにチャレンジできる
- 色んな経験をすることができる
- 色んな人と触れ合える
- 大きな人脈を構築できる
- たくさん出会いがある
- 自分の居場所について深く考えることができる
- etc.
とまあ悪いことばかりではないわけです。
何事も経験。
やってみなければ分からないですからね。
やる前から否定することと、やってから否定することでは大きな違いがあります。
そこからまた違う世界も見えてくることでしょう。
あ、でもブラック部活には気をつけてくださいね…。
僕みたいに引っかかると大変なことになりますよ。