工学部が6年制になる!?現役工学部生が真面目に考えてみる

   

 文部科学省の有識者会議は24日、会合を開き、工学部を中心とした大学の工学系教育の改善策についての提言を大筋でまとめた。学部の4年と大学院修士課程の2年で一体的なカリキュラムを組む学部・修士6年一貫制を導入するなど教育課程の柔軟化が柱で、文科省は本年度内に制度設計に向けた検討に着手する。

これまでIT(情報技術)など変化の激しい産業分野で活躍できる人材育成の在り方を話し合ってきた会議は、現在の工学系教育が専門分野ごとに縦割りにされ、学生の成長を妨げる要因になっていると分析。

日経の小さい記事でしたが僕は見逃しません。

これが医学部だったら読売あたりの見出しになってるんでしょうけどね~(笑)サイレントでやってるあたり工学部の闇を感じます(笑)

 

まあツイートでも言っていますが、工学部6年制にあたっての問題点をピックアップしておきましょう。

  • 学生の人間性(性格)
  • 就職
  • 学費
  • 資格

大きく分けて4つ。

 

まず学生の人間性です。性格と言ったほうが分かりやすいかな?

工学部はなんといっても変な奴が多い。

オタクだらけだからっていうのもあるかもしれませんが、それ以前に人間的に未熟な部分が多々見られます。

例えば、「他人の話を聞かず、自分のことばかり」「目上に対して言葉遣いが出来てない」「他人のことを考えられない・気遣いが出来ない」「空気が読めない」などなど…

そもそもまともな社会生活なんか出来ない性格ばかり。

それをさらに+2年も閉じ込めておいて何がしたいのでしょう?

余計変な方向に捻じ曲がった性格になると思うんですが…

 

次に就職

前述の話と繋がりますが、そんなヤバい技術者を雇ってくれるのか?という問題です。

まあITとか工学系業界は人手不足ですから、やり方次第で就職口はいくらでもありますけど、25,6歳で新人研修して性格矯正されるって…まず本人が耐えられるのか疑問です。

会社の健康診断に精神科が追加されるのも時間の問題。

闇ですよ。闇。

 

そして学費の問題。

医学部の学費が高いのは皆さんご存知だと思いますが、実は工学部も十分高いってしてました?

おおよそそこそこの大学行けば一年間で150万円くらいかかるんです。(僕もそれくらい払ってる)

4年間なら600万。+2年で300万上乗せで、合わせて900万円かかる計算です。

もちろん国が補助してくれるわけもなく、僕ら生徒が出すんです。高すぎません?

「奨学金があるじゃないか!」なんて声も聞こえてきますが、奨学金だってタダじゃないですよ?昔は返さなくていい奨学金もあったかもしれないですが、今は全て利子付きで返済義務ありなんですから。

そんなに若者に借金させて強制労働させたいんですか?馬鹿なんですか?

 

最後に資格の問題。

大学6年制にビックリされている方も多いですが、実はもうすでに全国の医学部と薬学部で6年制が実施されているんです。

まあ確かに医学部と薬学部には医師免許や薬剤師免許みたいに唯一無二の国家資格がありますから、6年間大学にいても資格さえ取ってしまえば就職に困ることはありません。

でも工学部は違います。

なぜなら工学部には「これを取ったら安泰!」という資格が無いからです。

例えば、電気主任技術者・無線通信士・技術士などの資格が取れますがパッと聞いても「え?なにそれ?」っていう資格ばかりですよね。

さすがに業界人に言えばそうはなりませんが、逆にその資格を持っているからと言って「はい!君、採用~!」とはならないのが現実です。

つまり、例え6年間真面目に研究してきてマスターになったとしても安泰は手に入らないというわけ。

そりゃないぜ…悲しすぎでしょ…。

 

 

もちろんこれから先、「6年制工学部で真面目に研究した人は100%雇用します!」って会社が出てきたら別です。

こんな事言ってるKDDIの会長さんとかが率先して引っ張ってくれるといいですね!(まあそんなリスキーなこと出来ないと思うけど(笑))

会合終了後、座長の小野寺正・KDDI会長は「6年一貫制も認めることで、学生がじっくり学べたり、自身のキャリアを考えたりできる利点がある」と述べた。

 

 

ハッキリ言って僕は6年制工学部には反対です。

生産性の欠片もないし、それどころか過剰労働の温床になりますからね。より工学部の闇が深まっていくはず。

むしろ反対に、もっとカリキュラムを絞って短大みたいに2年くらいで大学卒業にしたら良いんですよ。

例えば高専とかは3年間工学系の勉強して卒業後、即大手企業入社とか普通にやってます。大学生くらいの頭があれば2年で卒業にしても十分使えるはず。

長く専門を勉強させるのではなく、すぐに社会に放り出して働きながら学べばいいんじゃないですかね?

そうすればコミュ障もこじれなくて済むし、人手不足も解消できる。最悪ブラックに入ったとしても若いのでいくらでも他に行ける。

なかなか良くないですか?

 

 

とはいえ、この工学部6年制問題、たぶん僕の世代には関係ない話ですね。僕も普通に闇に飲まれます(笑)

でもだからと言って見過ごすわけにはいきません。

僕の後輩、もしくは僕の部下になる学生が学ぶ環境のことですから。

あとのことを考えて行動することは結果として僕のプラスにもなるわけですし。

彼らが僕の轍を行くときにはもっと晴れた散歩日和だといいなぁ…

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