元不登校が語る、「なぜ不登校になるのか?」体験談。小学校から不登校になるまで

      2016/12/28

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どうも、とととです。

今回は僕のちょっとした過去のお話をしたいと思います。

とととの詳しいプロフィール

ずいぶん昔の話なので多少現代っ子とは感覚が違うのかもしれませんが誰かの参考になれば幸いです。

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楽しい日々

みなさんは小学校のとき、何をしていましたか?

僕は学校に行っても勉強はせず、ただ元気に遊んでいました。

砂場に深い穴掘ったり、ドッジボールしたり、校内鬼ごっこしたり。大親友といえるほどの関係ではなかったけど友達も何人か居て毎日がすごく楽しかったです。

 

しかし小学校卒業が近づくにつれて周りのみんなの心が成長してきて、一緒にいた友達が徐々に離れて行ってしまいました。

そのときは周りが成長しているなんて思いもしなかったから「何でかな?」くらいにしか思わなかったんです。

 

そしてやってくる中学校入学の時。

 

地獄への入口

中学校入学のときってみんな何を思うんだろう?

「勉強頑張ろう!」とか、「部活頑張ろう!」とか?

 

確か僕はそのとき「多少勉強は難しくなるらしいけど、きっとまた毎日遊べるだろ」と思っていました。

今考えるとこのときの僕、だいぶ幼いですね(笑)

 

それに反し、周りの雰囲気はなんでも全力な感じ。それもそのはず、僕の入学した中学校はとにかくなんでも全力でやることが正しいとされていましたから。

成績オール5を目指したりテストで順位を競ったり。部活に入るなんて当たり前。それに加え、運動会やら文化祭やらもぜーーーんぶ本気で挑むって校風です。

 

そんな中、一人部活にも入らずのほほんとしている僕。そりゃ馬鹿にされますよ。

 

好きだった子(ちなみにその子は成績優秀、女子バスケ部員)からは

「とととくんってさ、頭悪いよね。それになんで部活入ってないの?」

 

お、おう…今聞いても心に刺さりますね。特に好きな子から言われたと思うとね…

 

そして先生に学校生活の相談に行ったとき、

「もっと自分を追い詰めなさい。なんか部活でもやれば?少しは緊張感が出てテストの点が上がるんじゃない?」

 

先生…その言葉で僕は追い詰められています…

 

だんだんと自分の居場所が失われていき、心の奥底でモヤモヤが湧き上がっていました。

クラスメイトからは何も出来ない邪魔ものとして扱われ、先生からは成績が良くない変な帰宅部野郎として見られる毎日。そして挙句に言われたクラスメイトからの一言…

「学校に来てる意味あるの?死ねば?」

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さらなる地獄

中学校入学とともに親に入れられたのが塾です。

 

少人数クラスで国語、数学、英語の3科目。

塾に入ったことがある人ならわかるかな?

入塾前にクラス分けをするためのクラス分けテストっていうのがあるんです。クラスをレベル別に3段階で分けるようなところでした。内容はもちろん小学校卒業レベル。

それまで何も勉強してこなかった僕が上位クラスに入るなんてまあ無理です。せいぜい真ん中だろうとかタカを括っていました。

 

そして割り当てられたクラスは一番下。

 

さてこの下位クラス、一体どんな奴らが居ると思います?

もちろん僕みたいにのほほんとしてきて能力を発揮できていない奴もいました。でもね、言葉は悪いですが本当のバカもいるんです。もらったプリントを紙ヒコーキにして授業中に飛ばして遊ぶ動物園の猿並な奴らが。

そいつらは毎度授業が始まる度に他人の物を隠したり、同じクラスの人の悪口を聞こえるように言ったり、授業が聞こえないくらいの大声でグラセフ(ゲーム)の話をしたり…

 

もちろんその小さなイジメの対象に僕も例外ではありませんでした。

ペンケースを開けたら消しゴムが消えてたり、わざとプリントを渡されなかったり…もちろん見た目とかの悪口も。

家に帰って泣いてしまうときもあって、よく親を困らせました。でも両親が良かれと思って入れてくれた塾。こんなことじゃ負けないぞと通い続けました。

 

今思うと偉いな、僕。

 

ぷっつん

学校での先生、クラスメイトの対応。塾で猿軍団から受ける小さなイジメ。積もり積もって約半年。追い打ちをかけたのが日々の疲れ。

 

毎日学校で6時間授業を受け、それから塾へ行き2時間授業を受ける。8時間労働って社会人じゃ少ない方ですけど、中学生からしたら結構ツラいんです。

泣いて帰ってくることもありました。もう嫌だと思うこともありました。

 

それでもまた明日もある、親は頑張れと応援してくれる、行かなきゃ。

そんな日々の中でのある日、涙を流しているとき、ふと思ったんです。

 

「全部、捨てればいいんだ。」

 

半年間通った中学校を、親が良かれと思って入れてくれた塾を、その日を境に捨てました。

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