ABCLスパコン産総研が再び世界一を目指し始めたので考察など
まーた金ばら撒いてる…
再び日本のスパコン開発が盛り上がってきたみたい。
参考サイト:This Japanese supercomputer aims to challenge the world’s fastestーZDNet
上記事の日本語訳:産総研が開発するAI処理向けスパコン、世界最高水準の処理性能目指すーZDNet Japan
ロイターやGIZMODOでも記事が上がってました。こっちの方が分かりやすい。
参考サイト
僕個人の考察も絡めて、新しいスパコンについて紹介します。
ABCL(AI Bridging Cloud Infrastructure)
現在開発が進められている新しいスパコンの名前です。長ぇ…。
今回は2009年の事業仕分けでも話題となった「京」の13倍の処理性能を持たせ、現在世界一位の中国のスパコン「神威太湖之光」を追い抜くという計画。
「京」が汎用タイプ(いわゆるなんでも屋)だったのに対して、「ABCL」はAIやディープラーニング(深層学習)に特化したタイプになる。
つまり自動運転とか人工知能開発とかそっち系専門スパコンになっちゃうってこと。
たしかにそれ系は最近流行ってるから需要はありそう。
ちなみにハードウェア(具体的な機械部)は民間企業の入札で決定する。
企業にとっては大口取引だから記事からも必死さが伝わってくる。口噤むってどんだけだよ。
スパコン
そもそもスパコンってなんぞ?って人のために一応説明しておくと
スーパーコンピュータ(英: supercomputer)は、科学技術計算を主要目的とする大規模コンピュータである。日本国内での略称はスパコン。また、計算科学に必要となる数理からコンピュータシステム技術までの総合的な学問分野を高性能計算(High Performance Computing, HPC)と呼ぶ。スーパーコンピュータでは計算性能を最重要視し、最先端の技術が積極的に採用されて作られる。
うん、まあすごいパソコンってことだ!←
実際使われてる技術は僕の分野外だったりするから何だかよくわからん。とにかくすごいってのだけはわかるぞ!
主に使われてるのは国内の研究所だったり国立大学だったり、いわゆるクラウドで外から計算をさせて全国各地で利用されてる。
まあやたら凄くてどこからでも使える便利なパソコンってのがスパコンの概要なんだけど、問題なのはその維持費なんだよね。
事業仕分けの時も問題視されてたことだけど、このスパコンってやつ、とにかく電気を食う。
どれくらいかというと電気代一日約600万円分くらい。
んでしかも普通のパソコンと同じじゃなく、一回切ったらまた点けるまでに相当時間が掛かるらしい。明治時代のカメラかよ。
だから24時間点けっぱが基本。夜中でも煌々と点いてるわけだ。コンビニかな?
単純計算で年間約22億円が飛んでいく。諭吉が22万人。学問どれだけすゝめるんだよ。
あまりにも維持費があれなんで維持してる研究所のおじさんたちが学会費減らしたりとか夏にクーラー我慢するみたいなことやってる。完全ブラックですわ。
まあそれでも世の中のおじさんは何故かスパコンを作りたがるっていう狂気じみたことしてるわけなんだよね。スパコン!スパコン!スパコン!よろしいならば戦争(スパコン)だ。
そんな狂ってまで作るスパコンだからよっぽどすごいんだろうな~って思ったんだけど、
「ABCLは現在世界一位のスパコンの1.4倍の速度で計算できます!!」
…?ごめん、すごいの?いや、まあすごいんだろうけどさ…ねぇ…